ビタミンEは、生理前の精神症状の改善や食欲の増進を抑えるとされています。また、生理直前の吐き気、胃痛、頭痛、腰痛、下腹部痛にも効果があるとされています。
PMS(月経前症候群)とビタミンE
ビタミンEに含まれるα(アルファ)トコフェロールは、PMS(月経前症候群)の症状の軽減に効果があるとされています。
米国産科婦人科学会(ACOG, The American Congress of Obstetricians and Gynecologists)においても、ビタミンEは月経前症候群(PMS)の症状を軽減する可能性があるとしています。
ビタミンEは、生理前の精神症状を改善し、食欲増進を抑える!
アメリカにおいて、ビタミンEのサプリメントを用いた、ランダム化(無作為化)比較実験・ダブルブラインド(二重盲検試験)による試験結果があります。
1日あたり400IUの天然型ビタミンEとプラセボ(偽薬)を投与して比較したところ、ビタミンEを投与した女性において、PMS(月経前症候群)による精神症状の改善や食欲の増進を抑えるなどにおいて高い効果が見られました。
ビタミンEは、生理前のの吐き気、頭痛、胃痛、腰痛、下腹部痛にも効果が!
プロスタグランジン(プロスタグランディン)は、子宮内膜から出るホルモンで、生理直前や、生理時に多く分泌され、痛みの原因になります。分泌量がピークを迎えるのは生理直前で、血管を収縮させ、頭痛や肩こり、冷えなどを引き起こします。また胃腸のぜん動運動を促し、下痢や吐き気や胃の痛みにつながることがあります。
ビタミンEは、プロスタグランジン(プロスタグランディン)の合成をゆるやかにする効果があるとされています。生理直前の下痢や吐き気、胃の痛み、頭痛などの症状がある人に、ビタミンEがおすすめです。
また生理前は子宮が大きくなり、骨盤内がうっ血して、「むくみ」や腰痛、腹痛、下腹部痛がおこりやすくなります。ビタミンEは、むくみやそれに伴っておきる様々な痛みの改善につながるとされています。
ビタミンEが細胞の新陳代謝を上げて、様々なPMS(月経前症候群)の症状の解消につながるともいわれています。
ビタミンEのサプリは、吸収率の高い”天然型”を
ビタミンEのサプリメントは、天然型ビタミンEを選びましょう。天然のビタミンEの吸収率は、合成のものに比べ2倍高く、体内に吸収しやすいからです。